オニキスの指輪の修理 今回は久しぶりにジ…
驚愕|極端な指輪サイズ直しの例です!
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- (最終更新日: )
- 投稿者:ジュエリーデザイナー乙未
デザイナーの乙未です。
ジュエリーTAKAでは極端な指輪のサイズ直しなど、難易度の高い修理も承っております。
最近多く承る例としましては、極端な指輪のサイズ直しです。
通常の指輪のサイズ直しは、前後3番くらいまでと言われています。(教科書などでは。。)
1番だってサイズ直しが出来ない指輪も存在します。
その判断は、修理する側の経験値や技術力によって違います。
店頭で修理の知識がない人間が対応した場合は、リスクを避けるためにお断りするパターンが非常に多いのだと思います。
要するにマニュアル通りです!
当然、デザイナーの乙未も自身で修理を行う訳ではありませんので、最終的にはクラフトマンの判断を仰ぎます。
そのクラフトマンが店頭におりますので、それはもう直に判断できるという訳です!
今回お持込みの指輪も、極端なサイズ直しのご依頼でした。
何と!10.5番ダウンです!
それはもう、修理というよりもリフォームに近い内容ですね。
知っていますか?サイズを1番ダウンさせるには、1ミリ分カットするのです。
ですから、、、10.5ミリカット!ほぼ1センチ分切り落とすのですよ〜。
そんな事は熟練でなければ出来ません!?
こちらが切り落とした部分です。
今は上手〜く、くっついておりますが、、、
カットして隙間があったところから、ぐりぐりぐり〜って縮めていくのですよね。。
その時に指輪全体がぐりぐり〜ってなる事くらいは想像できますよね??
はい、全体が動く事で歪みがでて、宝石がゆるんだり外れたりするのです。
たかが修理、されど修理。
かなりの経験値がなければ出来ない離れ業なのです!
しかも見て下さい、金とプラチナのコンビの指輪ですから!
皆様、金とプラチナは融点が違います。
プラチナの融点は1700度台ですので、非常に高温です。
プラチナに合わせて作業すると、金が溶けてしまうのです。
そこもしっかりと考えて。。。
あぁ、ジュエリーの修理する人って凄いですね^^
本当に離れ業です!忍者みたいですね〜☆
そんなこんなで、極端なサイズ直しは大成功となりました。
ご納品時とっても喜んでいただき、最高の笑顔を頂きました。
実は、指輪内側に「M」のマークを発見しまして、
ご存知の通り、銀座のM社が昔むか〜しに製作したものと思われます。
ジュエリーTAKA歴代の師匠達の古巣でもあるM社。
恐らく歴代の師匠達の作品がジュエリーTAKAにある事を自然と察知したのでは?と思ってしまうくらいに何かを感じました。
人のご縁や繋がりって凄いですね!
ジュエリーもそのような繋がりでご縁のあるものだと実感します!
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