本物のジュエリーリフォームを提案できるお…
クラフト感のあるジュエリーって。。。実は微妙なお話
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- (最終更新日: )
- 投稿者:国家検定1級技能士 深沢友貴
手作りの定義ってあいまい!?
ある同業者の方のブログをたまたま発見、そして読んでいてフムフムと。。。
以前から私も気にはなっていたことではありますが。。。その内容はと言いますと。。
クラフト感を打ち出しているジュエリーブランドが(最近多いですよね)
『一つ一つ職人の手作りです』と謳っているのに対し
『ジュエリーが綺麗に仕上がらないものの言い訳である場合が多い』というもの。
確かにワザとちょっと表面にテクスチャー入れたり、金鎚でゴツゴツさせたりすれば
ロー付(金属と金属をくっ付ける作業)が完全でなかったり、石を留める爪が曲がっていたり
石が外れそうになっていたり、歪んでいたりをごまかす事は確かに出来ますが。。。
素材がK10以下だったりして。。変に安いし我々プロが見ると粗悪品その物(汗)
やはり限度があるのかなと。
私が考えるところ我々の様なこの道のプロ、いわゆる『ハイジュエリーなども手掛けている』
『修行をキッチリし、師匠を敬いハイブランドの製作経験が有る者』
そういったジュエラーからすると、彫金教室の生徒さんのような素人さんが修行も積まずにそういった
ごまかしの上で作られたモノを平然と『ブランド』と謳い販売して稼いでいるところに
ひょっとして問題があるのかな~とこの記事を読んで思ったわけですね。
下の写真をご覧ください。
ダイヤモンドをお持込になられて 『マルコムベッツ風にお願いします』
というご依頼でした。素材はPt900。
この業界に長年従事している私から見れば、実はこの『マルコムベッツ風』にちょっと違和感が正直
ありました。
この様に全体にテクスチャーを入れたり金鎚でゴツゴツさせる技法は、結構昔から行われている事であり
鍛造という観点で見ればごく普通の事なのですね。
よく銅鍋や銀食器(殆どが洋白)に鎚目が入ってるのを見かけますよね。
それをジュエリーに応用しただけなんですよね。
そう、特に珍しい仕上げ方ではないのです。
ここで気が付くのが
『ブランディングって凄いな~』という事。
今やマルコムベッツと言えばジュエリー業界~ファッション関係の方であれば
誰でも知っている存在ですよね。
彼の作品はトリッキー&ナチュラルの中に質感を追求しているところが凄いのかな~と思います♪
年上で先輩だし、何気に私もファンだし(笑)
経歴も素晴らしい方です。
自論ですが。。。クラフト感ある手作りの中にも優劣がある
結果こういうことになりますね!
車に例えると
『走る・曲がる・止まる』がちゃんと出来る事が前提であるということです。
つまり
『切って・削って・くっ付ける』の基本がきちんと出来る人が、この様なクラフト感のある作品を作ると
質感がまったく違うモノになるという事です。
おそらく壊れたり修理出来ない事を前提にモノ作りしませんから、物持ちも良い事かと思います♪
最終的に何を選ぶのかはお客様の価値観次第ということですね!
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