打ち出しによるジュエリー製作☆伝統技法

マベパール ペンダント加工 完成 

今回は日本の伝統技法である『打ち出し』という制作方法で
オーダージュエリーをお仕立ていたしました。
お持ち込みは片側になってしまったマベパールです!
ペンダントトップのご依頼です。

マベパールのジュエリーリフォーム
片側のマベパールイヤリング


打ち出しというのは、地金を槌でたたいて形を作り上げていく技法です。
薄くのばしながら立体感を出していくので
ボリュームある作品を軽やかに仕上げることが出来ます。
下記写真のように、1枚の板から製作いたします。厚みは0.8㎜~1.0㎜です。
打ち出しの作品
打ち出しの作品

こんなに立体感があります!
打ち出しの作品 ペンダント
打ち出しの作品

外形が出来上がりましたら形を整えます。
必要な箇所に裏ばりをしてチェーンが通る部分とバランサーを付けます。
今回はどちらが上になってもいいように、バランサー兼チェーン通しになっております。
この絶妙なバランスは装着した時に傾きが無く、とっても美しいシルエットになるのですよ!
完成はこちらです!
マベパール ペンダント加工 完成
マベパール ペンダント

マベパール ペンダント加工 完成
マベペンダント

マベパール ペンダント加工 完成 裏側
裏側

最近は鎚を使える技術者がいない、、と聞きます。
槌やたがねを自由自在に操ってハンドメイドでジュエリーを作る事は
本当に特別な事なのだと思います。
コンピューターを使えば、誰でも、何でも、出来てしまう世の中ですが
こうした技法を駆使して作り上げた作品はオーラが違います。
そして後世へ残す価値がでて大事にされます。
人の愛情と同じですね^^
オーダージュエリー&ジュエリーリフォーム専門店・ジュエリーTAKA
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