思い出の宝石を花かごにギュッと詰め込みま…
色石のオーダーやリフォームって難しいの?
- Blog オーダージュエリー ジュエリーリフォーム
- (最終更新日: )
- 投稿者:ジュエリーデザイナー乙未
リフォームご相談事例のご報告!!
デザイナーの乙未です。
オーダー&リフォームのご依頼で断トツに多いのがダイヤモンドですが、
最近は色石のご相談も非常に多くなっております。
色石はビッカーズ硬度や靭性が低い場合が多く、ご提案する時にその特徴を見極めて的確なアドバイスをしなければなりません。
硬度が高くても丈夫という事ではなく、靭性という丈夫さを持ち合わせていれば割れにくいという事もあります。
使う貴金属や爪の形など、宝石の特性に合わせてご提案することで沢山のオーダーやリフォームを手がけてきました。
色々なカラーストーンのオーダーやリフォームのご紹介!!
ルビーやサファイヤなどのコランダム以外に、色石は沢山存在いたします。
水晶系の宝石やベリル系の宝石も、中には硬度も靭性も低めの困ったちゃんもいらっしゃいまして、、、
その様な事例も物理的に無理なご依頼でなければ承っております。
中でも他店で断られてしまった宝石をお持ちになられて加工された方もいらっしゃいます。
今回は、そんな色石のご紹介をしていきます!!
ブルームーンストーンのオーダー例です!
北海道の十勝からのご来店で、ムーンストーンをお持ち込み頂きました。
ブルー乳白なとろ〜んとした感じの宝石です。
大きな方をペンダントに!小さな方はリングにオーダーご希望です。
モース硬度は6~6.5で靭性にも乏しいそうですが、クラフトマンの経験値から問題なく加工させて頂きました。
それは、失敗の数にも比例するのだと思いますが、宝石にどんな特徴があるのか?それでご提案内容も変わります。
今回は硬度も靭性も低めな事から、宝石を留める形は爪留めで、素材はプラチナでご提案させて頂き、
デザインは半透明な宝石の特徴を生かして、ペンダントには裏から模様が浮き上がる様なデザインでまとめてみました。
うっすら桜の模様が浮き上がっている様子が見えますか?
裏側もばっちりデザインして、ブルームーンストーンの特徴を生かして、そこをデザインの一部にしてします!
まさにオーダーメイドの極みですねー^^
バチカン部分はもちろん!桜の花びらです。
板から1点もので作り出しています。
何か、優しいというか手作り感がふわっと表現されていて、美しと思いませんか?
指輪はムーンストーンも小粒ですので、アームに桜の模様を和彫で彫りました!
桜の花びらそのままのデザインではなく、風になびいた桜が数枚飛んでいる様子、
ふわ〜〜〜んと流れる様な優しさを表現しました。
もちろん手作業です。
和彫の暖かみと、ブルームーンストーンのとろ〜んとした感じがマッチングしております。
硬度も靭性も低めの宝石ですが、指輪とペンダントに加工させて頂きました!
希少宝石のパライバトルマリンのリフォーム例です!
ネオンカラーで有名なパライバトルマリンです。
モース硬度は7~7.5で靭性も低い傾向にあります。
色石はそんな条件の宝石が多いですね!
お持ち込み時の正統派なデザインではなく、ふだん使い出来るデザインがご希望です。
しかも、、、18金で製作されたい!とのご要望にお答えする為に、ちょっと工夫をさせて頂きました。
実は、18金は合金ですので硬い貴金属なのです。
特に巷で大人気のピンクゴールドは銅の成分が多く非常に硬い素材になりますので
指輪を製作する時には注意が必要です。
後々のサイズ直しが出来ないデメリットがありますので、十分に確認されてください!
指輪本体は18金で製作させて頂き、パライバトイマリンを留める爪のみプラチナを使用しました。
こうする事で、パライバトルマリンへの負担を減らし、メンテナンスもしやすくなりました。
この後にも出てきますが、プラチナは粘りのある素材ですので、繊細な宝石を留めるにはピッタリの素材なのです。
ジュエリーはご提案する時に、強度や耐久性はもちろん後々のメンテナンスが出来る事も重要です。
デザインは、海をイメージしてネオンブルーのトルマリンと波が融合している感じを、
繊細なラインですが、ダイナミックに流れる波をデザインしました。
お持ち込みアウイナイトのリフォーム例です!
綺麗な蛍光ブルーのアウイナイトは、ドイツのアイフェル地方のみで(宝石質)採掘される非常に稀少な宝石です。
モース硬度5.5~6、非常に繊細な宝石で留めの作業に神経をすり減らす、皆が口を揃えて留めたくないな〜!
と言わせてしまう強者です。
そんなアウイナイト様のリフォームを承りました。。
デザインは大胆かつシンプルでモダンな、市販品には見かけない、唯一無二のデザインをご提案!!
繊細な宝石には、粘りのある貴金属プラチナをオススメ致しました。
プラチナって硬いのでは?と思われている方が多いのですが、実は18金やホワイトゴールドより
粘りがあり繊細な宝石を留める相性はバッチリなのです。
綺麗ですね〜✨✨
アウイナイトは実は靭性は低く、劈開性の高い宝石です!
劈開とは、ある一定の方向に割れやすい性質のことでダイヤモンドも同じ特性を持ちます。
その様な性質をよく見極めながら慎重に留める、まさに職人技ですね!!
これは、数値どうこうでなく感覚だよ!とは、留める人にしか言えないセリフですね^^
ジュエリーTAKAがオーダーメイドジュエリーで選ばれる7つの理由
1、お客様とデザイナーとクラフトマンが三位一体でモノ作りをする。
2、デザインから製作まで一貫した製作方法でお仕立てする。
3、すべて手作りで既製の枠を使わないオーダーメイドである。
4、製作行程を惜しみなくお見せする。
5、お客様のストーリーを形にする。
6、豊富な経験値で強度や耐久性など後世まで引継がれるモノ創りに徹底している。
7、お値段以上の精度やクォリティーで満足度が120%以上である。
ポータルサイトで当店をご紹介頂いております↓
『東京のジュエリーリフォーム店10選。でもどう選べばいいの??』
お読み下さり誠にありがとうございますm(__)m
ジュエリーリフォームにも色々!
ジュエリーリフォームはジュエリーTAKAにご用命下さい。