大粒宝石のジュエリーリフォームも繊細なお仕立てで

サファイヤのジュエリーリフォーム

デザイナーの乙未です。

大変ご無沙汰してしまいました。

毎日の激務でブログアップも遅れております。

楽しみにされている皆様、少しずつでもアップして参りますのでどうぞ宜しくお願いいたします。

大粒の宝石をお持込み頂きました。

さて、コチラ春にお持込み頂きました大粒サファイアの指輪です。

面も高さもあるので元々の指輪もボリュームたっぷりです！

とっても繊細で上品な奥様からのご依頼ですので、もちろんお仕立ても繊細がご希望です。

旦那様のお母様から受継がれた指輪を今こうして新たな息を吹掛ける事になったお手伝いをさせて頂いております。

もちろん、デザインもオリジナルでご提案させていただきます。

シンプル程じつは難しいリング製作

シンプルでさっぱりスッキリな指輪ですね＾＾

でもですね、シンプルであればあるほどアラも出やすいですので本当の意味でごまかす事ができません。

横からの図はかなり高さも出ますので、指輪とのバランスの取り方や耐久性や強度などあらゆる面から考えて最終図面とします。

まだ荒削りの状態ですが、形が出来上がりました！

黒い丸で書いたところにダイアモンドを留める予定です。

中心の宝石を留める前は、爪が長めになっています。

お洋服でも建築でも一緒なのですが、形が出来上がる前は縫い代のような部分が必要ですので

すこし大きめになっています。そこから削ったりして形を整えるのですが、その行程を細工する、と言います。

細工してシェイプされていく内にどんどん洗練された形になるのです〜＾＾

留の工程に入りました

形が整いましたら、ダイヤモンドを彫り留めします。

彫り留めとは、貴金属のラインに埋め込むように留める事を言いまして、

周辺の貴金属を削りながらダイアモンドを留めていきます。

本当に沢山の行程を経て美しいジュエリーが出来上がるのですね。。

ジュエリーTAKAのジュエリーリフォームは、あえてこの途中段階をお見せしています。

荒削りの状態でお見せした時に、出来上がりのイメージと違うかも？などのご意見もいただく事がありますが、仕上ったときにその謎が解けるようで、お客様は不思議がっていました。

いよいよサファイアを留めます。

キレイなブルーですね✨✨

この時点で既にテンションが上がっております！

出来上がりを想像するだけでワクワクしますね。

完成です

素敵に仕上がりました！

色々な角度から見てみましょう＾＾

全てが美しいラインで、本当に奇麗に仕上がりました。

通常の既製品は、裏側を軽くする為に『裏ヌキ』といって貴金属を削って（えぐって）います。

構造的に悪い訳ではありませんが、今回の様な1点もののお仕立てにはそのような行程を行いません。

全てが計算して作られていますので、高級感を損なうような作り方は一切行いません。。

ジュエリーは、宝石と作りとデザインの全てがフィッティングした時に威力を発揮します。

斬新すぎて装着感が悪かったり、強度に問題があったり、宝石が直に外れてしまったり、そんな事は許されません。

美しい中にも全てを兼ね備えていて、さらに着けて楽しむ事が出来る事が重要です。

大変お待たせしてしまいましたが、全身全霊で指輪を製作させていただきました。

想いを込めてお仕立てするジュエリーは特別です。

ジュエリーTAKAへのご来店をお待ちしております。

カウンセリングは30分無料です。