メゾン型ジュエリーショップでの拘り 大切…
ジュエリーリフォームであってはならない。。。信じられない事が発覚!?
- Blog ジュエリーリフォーム リフォームによるトラブル例&デメリット
- (最終更新日: )
- 投稿者:国家1級クラフトマンTAKA

こちらは当店にジュエリーリフォーム(リモデル)でお持込頂いたダイヤモンドペンダントでございます。
これを見て何かお気づきですか?枠から外したダイヤモンドに何か汚れの様な物がこびり付いてますね。。。蓋を開けてみると。。。
何と!接着剤(ABボンド)で固定されていたんです!(驚&怒)
元の枠の素材はK18でダイヤモンドです。なのに何で?何で?ダイヤの屈折率がどうかという問題ではなく。。。これは一体???
やけに曇ったダイヤモンドだな~とは思いましたが。。。
普通常識の範囲では考えられない製作方法です。あまりのショックに証拠として写真を撮らせて頂きました。

正に「あってはならない」本当に低次元かつ低レベルな施行です(汗)
通常K18とかプラチナ、シルバーでさえも「地金を叩いて固定する。爪を倒して固定する」のがジュエリーの流儀です。
国家資格を持っている私としては、この様な事は言語道断に近いものを感じ憤りを感じました。しかし!この業界に30年近くいてこういった事例は実は一件だけにとどまりません。
お店をオープンしてから13年目に入ろうとしてますが、本当に「作ったのドドド素人???」と思わせるような商品を修理などでお持込になられるお客様もいらっしゃいます。中でも「TVショッピング」などで安価に購入されたモノ(一部の優良企業を除く)や海外製品の多くはこの様なケースが目立ちます。
ホント。。
がしかしこちらの場合は国内でしかもオーダーメイドで作った物、であるとの事でした。しかも2代目の方で自宅で作られている方との事。
ここまでくると本当に信じられない状況です。
こういった事が発覚すると当店の方針としては「お客様に必ず説明をさせて頂く」ということになりますので、いかにお客様へショックを和らげてお伝えするか、いつも頭を悩ませます。
では何故こういった事が起きてしまうのでしょうか?検証してみたいと思います。
1.学校は出たが、きちんと修行を積んでいない者が自宅でひっそりネットや友人関係などを通し営んでいる。
2.彫金教室に通い自己流から始まり「何となくイケる!」ということで営利に走ってしまった。
3.先生あるいは師匠(教わった人)のスキルが低すぎた。
4.単に腕が落ちた。
5.実は誰にも教わってない。ただの自己流。
6.務めていた会社が低レベルであった。
4と6はまず考えられないとして、1,2,3,5、は今の時代有り得るのかなと。というのはバブル崩壊を境に国内の業界自体成熟期に入り2000年を超え
たくらいから一気に衰退期へ入っていった、という時代背景が関係しているものかとも思われますが。。。でもこれは言い訳だな。
世の中の少数派である「ジュエリーのファン」の方達の心を踏みにじる様な事は、絶対あってはならないと痛感する出来事でありました。
一部の人間のこうした行為によって、きちんと修行をされて上下関係を築き、確かな物作りをされている一部の方達への不信感をも誘発するような。。
この様な行為は絶対あってはならないと私は思うのです。
もしこちらを読まれている方の中に、ジュエリーのオーダーやリフォームを今後考えられていらっしゃる様でしたら、作る人やデザインをする人が「どの様な経歴でどの様な修行を積んできているのか?」を事前に詳しく確認された方が良いと思います。
日本で製作されるジュエリーのクヲリティーを下げてはなりません。
これが最大のポイントになるかと思います。

次回はこの「輝きたくても輝けなかったダイヤモンド」の本来の輝きを取り戻した姿をお届けいたします(^^)
おかげさまでショップ+アトリエをオープンして早13年目に入ろうとしております。
ジュエリーTAKAは、お客様とクラフトマンとデザイナーの3人が「三方良し!」でお仕立てするジュエリーショップです。
京王線沿い千歳烏山にございます。
京王線千歳烏山駅徒歩4分
新宿から準特急で11分
京王八王子から30分
府中から12分
調布から4分です!
世田谷のジュエリーショップ・ジュエリーTAKA
国家検定1級技能士、ジュエリーコーディネーター、リモデルカウンセラー1級によるカウンセリングが30分無料です。
お問合せお待ちしております。
お問い合わせはこちらから⇒お問合せ