このジュエリー業界に従事して早30年近く…
ジュエリーの文化交流☆イギリスから来日
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- (最終更新日: )
- 投稿者:ジュエリーデザイナー乙未
今回はクラフトマンシップのお話です。
当店はクラフトマンとデザイナーが在中するジュエリーショップです。路面店ですので色々な方が立ち寄って下さいます。時には外人さんも。。
今回はジュエリー交流会でご紹介頂いたイギリスのマイスターがご来店下さいました!フェイスブックでアップした記事をご紹介させていただきます^^
まさに!クラフトマンシップの会話が飛び交い、手書きのデザイン画をほめていただき、小さいお店ですが『グレート!!』とおっしゃっていただきました。
以下がフェイスブックでアップした内容です!
イギリスの12世紀から続いているThe Goldsmith’ Company The Hand Engravers Association of Great Britainに所属している、伝統的なブリティッシュの彫りをするクラフトマンのCASTRO君が文化交流に来て下さいました。午後から閉店までずっとお店で色々なお話をさせていただきました。すごく印象的だったのがいかにハンドメイドにこだわっているか、という事です。そして店内のバレルやカチャク機などを見た事がないそうで、さらにレーザーや3D CADがもて囃されている現状をあえて無視し、全てを手作業で行う事にこだわりを持っています。
驚く事にUKでもジュエリーの仕事で生計を立てるのは困難で職を失う事もあるそうです。そんな中 CASTRO君は僕はゴールドスミスという称号をもちエングレイビングという素晴らしい技術を持っていて腕に自信があるから食っていけるんだ、、と自信を持ってコメントしております。素晴らしいですね^^
昨日たまたまドイツのお花のマイスターをもつ方にお話を伺いましたが、海外のマイスター制度という物は本当に国からも国民からも認められていて地位が高いのです。もちろんマイスターまでの道のりが長いし実務経験も長くなければ取得できません。だからこそ仕事もレベルが高ければ誰でも出来る仕事ではないので敬意も払われるのでしょうね^^
我が国もそこの所、もうすこし敷居を高くするべきだと実感しました。たかだか1年くらい彫金を経験してジュエリーの仕事を本業にしたいと入門してきた事例がありますが、立派なフォトポーリオは無惨に灰となり、上げ底してきた知識は崩れ落ち、まさに簡単なアルバイト感覚でジュエリーの仕事が出来るくらいの感覚で来ているんだなぁ、、と感じます。
これは私には冒涜行為に近い事だと思っています。
本人がそれに気づいていないのが一番怖いところですが。。
ジュエリーとは神聖なお仕事です。いまだからこそ!本物しか生き残れないのだとCASTRO君との会話で確信しました。
彼が滞在している間、お邪魔にならない程度にお会いしたいと思います。
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