ジュエリーリフォームで失敗しないお店選び…
指輪リフォームとは?使わなくなったジュエリーを新しく生まれ変わらせる方法
- Blog ジュエリーリフォーム
- (最終更新日: )
- 投稿者:国家検定1級技能士 深沢友貴
「昔もらった指輪、全然使っていない。不要だからといって売ってしまうのももったいない…」
そんなジュエリーを、今のライフスタイルや好みに合わせて生まれ変わらせるのが、指輪のリフォームです。
思い出はそのままに、デザインや使い道を変えて、もう一度ジュエリーとして活躍させる方法として注目されています。
この記事では、指輪リフォームの基本や方法、費用、メリット、デメリットまでわかりやすくご紹介します。

指輪のリフォームとは?
指輪のリフォームとは、今あるジュエリーの素材や宝石を活かして、デザインや形を新しく作り直すことをいいます。
たとえば…
・昔ながらのデザインを、シンプルで普段使いしやすい形に
・指輪からネックレスやピアスなど、別のアイテムに
・地金(ゴールドやプラチナ)を溶かして、新しいリング枠に再利用
といったかたちで、思い出の詰まったジュエリーを、今のあなたに合ったデザインへとリフレッシュすることができます。

リフォームと修理(リペア)との違いは?
修理(リペア)とは?
今のデザインや構造はそのままで、壊れたり不具合がある部分だけを直す方法です。
指輪の形やデザインは変えずに「元通りに戻して使えるようにする」ことが目的になります。
たとえば
・指輪のサイズが合わなくなった → サイズを広げたり縮めたり
・石が取れた → 元の場所に付け直す
・指輪がゆがんだ → 綺麗な形に直す


ジュエリーリフォームとは?
元々付いていた宝石を使い、デザインや形を変えて新しいジュエリーに作り直す方法です。
昔の指輪や思い出の品を、今の自分に合うスタイルに変えることができます。
たとえば
・高さのある立て爪リング → 低くてシンプルな指輪に作り替え
・指輪 → ペンダントやピアスなど、違うアイテムに変える
・宝石や地金を使って、全く新しいデザインに仕立て直す
リフォームはジュエリーの『再設計』、修理は『復元』と理解するとわかりやすいでしょう。

指輪リフォームの主な方法
リフォームといっても、内容はさまざま。
目的や希望に応じて、次のような方法があります。
■ プチリフォーム(部分的な作り替え)
・石だけを取り外してペンダントにする
・指輪のアームだけを変えてイメージチェンジ
■ セミオーダーリフォーム
・用意されたデザイン枠に手持ちの石をセット。既成枠やアリ型を用います。
・好みのデザイン、コストを全て両立した方法。
■ フルオーダーリフォーム
・一からデザインを考える完成度の高い完全オーダーメイド。一生モノであり後世へ継承されていくレベルのモノ。
・「世界にひとつだけ」、「銀河系でひとつ」のジュエリーに。

どんな指輪がリフォームできる?
リフォームに使われるのは、宝石のついた指輪が多く見られます。
・婚約指輪や結婚指輪
・母や祖母から継承した形見の指輪
・昔のファッションリング等
大切なのは、素材や宝石の状態がリフォームに適しているか。
特に宝石の種類によっては、加工に専門的な技術が必要なものもあります。
「使えるかわからない」指輪でも、まずは専門店で相談するのが安心です。

指輪リフォームのメリット
・思い出を残せる
…素材や宝石をそのまま活かせる
・新たに買うよりリーズナブルな場合も
…地金や宝石を再利用できるため、コストを抑えやすい
・今の自分に合うデザインにアップデート
…今を生きる自分の為に普段使いできるように変えられる
指輪のジュエリーリフォームを思いついたら、まずどうする?
まずは『ベストフォーミーのお店』をネット検索等で調べて、アタリをつけることから始まります。
そしてリフォームを検討する際は、次のような流れで進めるとスムーズです。
1.ジュエリーリフォーム、オーダーメイド専門店に相談
2.石の状態・デザインの希望を伝える
3.見積もりやデザイン提案を受ける
4.納得できたら加工スタート(既成枠:2〜4週間。オーダーメイド:1ヶ月~3ヶ月)
*専門店によっては、LINEやメール、Zoomでの写真相談、デザインの事前提案も可能です。

まとめ|指輪のリフォームは「想いをつなぐ」方法
使わなくなった指輪も、リフォームすることで新たな価値を持つジュエリーに生まれ変わります。
「大切な人からもらった思い出」
「自分自身の節目に選んだ宝石」
そうしたストーリーを活かしながら、今の自分にぴったり合うデザインへ。
それが、指輪リフォームの魅力です。
まずは一度、気になる指輪を専門店で見てもらうところから始めてみてはいかがでしょうか。




