お持込みのルビーを かわいらしいピンキー…
ルビーの指輪をネックレスにリフォーム|普段使いできる今風デザインに
- Blog ルビーのジュエリーリフォーム
- (最終更新日: )
- 投稿者:国家検定1級技能士 深沢友貴
使わなくなったルビーの指輪を、ネックレスとして再び身に着ける。
それは、ジュエリーの価値を活かしながら、新しいスタイルを楽しむリフォームのかたちです。
ここでは、古くなったルビーの指輪をネックレスや新たな指輪にリフォームする際の方法や人気デザイン、注意点、費用について詳しくご紹介します。

一般的なルビーの指輪のリフォーム方法
ルビーの指輪を新たにネックレスにリフォームする工程は、おおよそ以下のステップで進みます。
1.ルビーを指輪から取り外す
洗浄後丁寧に石を外し、ペンダント用の土台に再セッティングします。
2.既成枠またはオーダー枠を選ぶ
既製デザインの中から選ぶこともできますし、完全オリジナルで1からデザインすることも可能です。
3.地金素材を選ぶ
プラチナ、ホワイトゴールド、ピンクゴールドなど、ルビーの色味や肌との相性を考慮して選べます。
4.チェーンや長さの選択
ネックレスにする場合は、チェーンのデザイン・太さ・長さも調整できます。
ルビーの指輪からネックレスへ|当店の人気デザイン例
ルビーの指輪をネックレスにリフォームする際、特に人気があるのは次のようなデザインです。
・シンプル一粒ペンダント
元の指輪から取り外したインドスタールビーを、シンプルな爪留めや伏せ込み枠にセッティング。
宝石そのものの美しさを引き立て、飽きのこないデザインです。

・ダイヤモンドと合わせて
指輪に使われていたメレダイヤを活かし、小さなアクセントで華やかなスタイルに。
ネックレスとして存在感があり、フォーマルなシーンにも映えます。

・動きのあるデザイン
遊び心を加えたい場合に人気。
ミニマムな中にも動きをつける事でフェミニンな雰囲気や、今風のニュアンスが楽しめます。

・バゲットカットルビー
相性が良いプラチナにセッティングすることで、ルビーの赤がより際立ち、優しくやわらかな印象に。

・2石使いのネックレス
クラシカルな雰囲気を残しつつ、ルビーセッティングの爪を天地左右に配置し個性を出したり、ミル打ちや細かな装飾を加えたアンティーク調ネックレスへと仕立て直すことも可能です。

ルビーの指輪をリフォームする際の注意点
ルビーの指輪のリフォームが初めての方でも安心して進められるよう、以下のポイントを押さえておくとスムーズです。
・ルビーの状態をチェック
傷やヒビ、天然・合成の違いなどによって適した加工方法が異なります。
実物を見てもらいながら相談しましょう。
*品質の低いルビーを綺麗に見せるために、『鉛ガラス含侵処理』が施されたルビーは酸性に弱いので要注意です。

・経験豊富なリフォーム専門店を選ぶ
宝石の扱いに慣れた熟練職人(出来れば国家資格保持者)のいる店舗なら、仕上がりや耐久性、安全性においても信頼できます。
・具体的な希望やイメージを伝える
デザインの参考になる画像やスクショ、雑誌の切り抜きなどがあると、希望が伝わりやすくなります。想像通りのモノを実現してくれるお店を選びましょう。
・元の指輪にセットされていた脇石や地金も、使用したり不要であれば下取など活用可能
メレダイヤを使って、ネックレスに個性や統一感を加えることもできます。


リフォーム費用の目安
費用や納期が分からないと、最初の一歩を踏み出しづらいですよね。
ここでは大まかな目安をご紹介します。
・シンプルな一粒ペンダント:約15万円~(チェーン別途)
・取り巻きデザインなど豪華オーダーメイド仕様:20万円〜30万円~
・既成枠使用:10万円~
・デザインからの1点物オーダーリフォーム:20万円~
・加工期間の目安:既成枠で2週間〜1ヶ月程度、オーダーメイドで1ヶ月~3ヶ月
※リフォームの料金は、デザインや使用する素材、ボリュームによって異なります。
多くのジュエリーリフォーム専門店では、無料で相談・見積もり・ラフデザイン提案が可能です。
まとめ|思い出のルビーを、今のあなたに似合うジュエリーへ
ルビーの指輪を新たなデザインのネックレスへリフォームすることで、かつての輝きを今の暮らしに取り入れることができます。
普段使いしやすく、自分らしいデザインに仕立て直せば、身につけるたびに気持ちが前向きになるはず。
ルビーの指輪をネックレスにリフォームする選択は、ただの加工ではなく、大切な記憶をこれからの時間に繋ぐ一歩でもあります。
お気に入りの形が見つかったら、ぜひ専門店に相談してみましょう。




